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“ やりたい人が やりたいことを やれる範囲で ”
木崎小のPTAは“ やりたい人が やりたいことを やれる範囲で ”が基本の考え方。
お互いの意思や価値観を尊重し合えるように、本ページでは“ 会議の進め方 ”についての一例をご紹介しています。

Step.0 議題を“ 問い ”に変換しよう♪
まず最初に話し合いたいことについて「問い」にしてみましょう。
問いの種類は大きく5つ。
・どのように(how)
・なぜ(why)
・どっち(which)
・賛成 / 反対(Yes or No)
たとえば、
「どうやって入会届を集めようか?(how?)」
「なぜ、この活動を廃止するのか?(why?)」
「A案とB案、どっちがいいと思う?(which?)
「C案について賛成か反対か?(Yes or No)」

Step.1 自分の意見を出してみよう♪
話し合いでは“ 自分の立ち位置 ”を持つことが大切です。
「〇〇さんの意見だから(正しそう)」などと安易に考えて賛成してしまうと、後々納得感のない選択や活動をするハメになってしまうかもしれません。

Step.2 みんなのアイディアを確認してみよう♪
それぞれが投稿し終わったら、全員でGoogleフォームの内容を確認します。
議題によって、さまざまな発見があるはずです。
「この活動、実は反対の人ばかりなの?」
「なんだ、もう2人同じ考えの人がいるじゃん」

Step.3 自由に話し合いを進めよう。
各々の意見が出揃った後は、自由に話し合いを進めてください。
進行は議長次第ですが、時には下記のような手法が参考になるかもしれません。
⇒ 「他にアイディアは?」
〇 グルーピング(似た意見をまとめる)
⇒ 「似たアイディアは?」
〇 収束(全体を俯瞰して、結論に近づく)
⇒ 「つまりは?」「結論は?」

Step.4 多数決を取ってみよう♪
全員の意見が1つにまとまらないことは“ 仕方がないこと ”です。
PTAは、まず何よりも人間関係ありき。
同じ保護者同士、相手の意見を尊重してあげたい気持ちは山々ですが、だからといって“ 継続審議(保留) ”を作ってしまうと、PTAの活動は“ 検討中 ”の議題で溢れかえってしまいます。

おわりに
このStep.0-4は、とあるファシリテーションの技術に基づいて作成されています。
なぜ、この手順を踏むことが大切だと感じているのか。
その理由はPTA組織の特性(ボランティア)にあります。
企業であれば「株主が偉い」「社長が偉い」「売上の大きい社員が偉い」など、ある程度の方向性や価値基準が存在します(全社員が認めざるを得ないような評価の軸)。
しかし、これがボランティアの集まりとなると、強制力や組織を貫く価値基準を生み出すことは難しく、結果として「前例踏襲が安心」「声の大きい人につく」「否定こそすれ別案は出せず」といった選択をすることが多くなってしまいます(NPOも同じような問題を抱えがちだと言われています)。
〇 同じ保護者同士、対立は避けたい。
〇 改革、、そこまでの意欲はないのよー。
etc…
本ページは“ 話し合いの進め方 ”について4つのステップを紹介しましたが、ぜひ上手に活動の中に組み込んで多様な意見を楽しみつつ、木崎小PTAの活動を(個々人にとって)納得感のあるものにしていただけたらと思います。
